NPOは【補助金年間カレンダー】を作ろう!(1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2070645899 437bf0c13f o 600x450

行政書士法人GOALで、NPO設立・資金調達(ファンドレイジング)等を担当している若林です。

NPOのファンドレイジング(資金調達)において、補助金は非常に重要な位置にあります。

日本国内における補助金・助成金(以下、「補助金」)の数は、大小含めおよそ3,000件ほどあると言われています。数多くの補助金をより効率的に申請していくために、事業計画と補助金とのリンクを可視化して把握しやすくするために、【補助金年間カレンダー】を作ることをオススメしています。

なぜ補助金年間カレンダーが必要か?

3,000件を超える補助金のうち、財団や企業が行っている補助金は、NPO(任意団体を含む)を対象とするものも多く、また、複数年にわたって継続して支給されるものもあります。
年度の活動計画や予算を組む際、これら補助金も念頭に入れて組んでおくと、資金面でも、補助金申請の作業負担面でも、無駄のない計画策定ができます。

補助金後払い

そもそも、ほとんどの補助金は後払いです。
補助対象となる事業を実行するために、経費を自団体で支出し、きちんと支出した証拠(領収書等)を出し、はじめて補助金が交付されます。
自団体からまずは支出しなければならないため、当然ながら予算やキャッシュ・フローとリンクしてきます。だから年間カレンダーが必要なのです。

(ほとんどが後払いですが、中には前払いのものもあります。)
(前払い(概算払い)の補助金はぜひ押さえておきたいところ)

補助対象期間

次に、補助金には「補助対象期間」なるものがあります。
「◯年◯月◯日〜△年△月△日の間に支払った〜〜などの経費を補助します。」といった感じ。
逆に「この補助金は◯年◯月◯日〜△年△月△日が対象期間だから、■■活動で申請できるのでは?」ということが、年間カレンダーがあるとひと目でわかります。複数人での打ち合わせもしやすいです。

補助対象事業

あくまでも補助金の補助単位は「団体」ではなく「事業(活動)」です。
たとえば環境に関する活動をしているNPOが次のような事業(活動)をしているとします。

  1. 美化清掃活動
  2. 環境調査事業
  3. 環境教育活動
  4. 環境に関する講演・セミナー事業

上記1〜4それぞれで補助を申請することができます。
自団体がどのような切り口を持っているのか、補助金に対して事業のどの部分を切り出すことができるのかを考える上で、年間カレンダーは有効です。

補助対象経費

補助金は活動のすべての経費を補助してくれるわけではなく、補助の対象となる経費の種類が決まっています。「この補助金では◯◯費と△△費が対象となる」ということが年間カレンダーにより一覧できると、カバーされる経費、されない経費がわかり非常に便利です。

次回は、重要な「活動計画と補助金スケジュールの結びつけ」についてご紹介します。

(2)につづく

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の著者について

Wakabayashi

若林哲平 行政書士法人GOAL/副代表

1980年3月生まれ。相模原市出身。青山学院大学卒。 平成20年に、行政書士として起業。当初は交通事故被害者サポートに特化。延べ2500件以上の交通事故相談に対応。交通事故被害者の人生のリスタートとして起業をサポートしたことをきっかけに、社会起業のサポートに注力。元NPO法人職員の経験を活かし、社会課題を解決しようとするお客様の熱意に寄り添い、NPO法人の設立と運営をサポートしている。 趣味はギター弾き歌い。3児の父、主夫。

最新記事