
みなさん、こんにちは。社会保険労務士の久保田です。
マイナンバー、みなさんのお手元には届きましたか?個人カードの発送状況はコチラから確認できるので、気になる方は見てみてくださいね。
さて、注目が集まるマイナンバーですが早くもマイナンバーに関わる犯罪が発生しているようです。この「みんなの助成金」を見ていただいているみなさんが被害に合わないように今日は「マイナンバー詐欺」について、お伝えしていきますね。被害が発生しているマイナンバー詐欺の種類は大きく分けて3つあります。
・CASE1:劇場型
入れ替わり立ち代わりいろいろな役の人が出てきます。そして本当にトラブルがあったかのようにストーリーが進んでいきます。
例)
①公的な窓口役の人物から電話がかかってきて「あなたのマイナンバーは○○番です」と伝えられる。
②次に別の人物から「寄付をしたいのであなたのマイナンバーを貸してほしい」と言われる。
③今度は、寄付を受けた団体の人物から電話が来る。「マイナンバーを人に教えるのは犯罪行為になる」と脅されて、現金を取られる。
●CASE2:情報収集型
振り込め詐欺グループなどは、やみくもに電話をかけているわけではないんです。事前に家族構成などの調査をして「お金を取れそうだ」というところに電話をしてきます。
もしあなたのところにこんな電話がかかってきたら・・・・?
例)
①「マイナンバーに関するアンケート調査をしています。」
②「家族構成はどうなっていますか?」
③「親族は近くに住んでいますか?」
公的機関の窓口からかかってきたら答えてしまいそうですよね。
でも何気ない会話から「家族構成」「お年寄りの一人(夫婦)暮らしかどうか」「親族は近くに住んでいるのか」「資産はどれくらいか」なんていうことが漏れている可能性があります。この時は被害が無くても後々、振り込め詐欺などのターゲットになってしまうかもしれません。
●CASE3:便乗型
マイナンバー制度に便乗して詐欺行為を行うパターンです。例えば、こんな電話がかかってきます。
例)
①「マイナンバーのセキュリティー対策で○○万円かかるので負担してください。」
②「マイナンバーが始まると資産がすべて税務署にバレてしまうので金などの現物を持ちましょう。などなど
悪い人たちは、本当に賢いですよね(関心している場合ではありませんが・・・)。
新しい制度ができるとそれに乗じた犯罪が起きます。
他にもいろいろなパターンの電話が来たりメールが届いたりするかもしれません。
犯罪に巻き込まれないためにも「マイナンバーに関することを行政機関が電話やメールで知らせてくることは無い」と考えてください。もし、少しでもおかしいなと感じたら、一度電話を切って、電話番号を調べなおして自分から折り返しかけなおす、というのも有効です。
こうした犯罪から従業員やその家族を守る、という意味でも会社の行うマイナンバー教育がとても重要なのではないでしょうか。
その他、気になる点がありましたら、マイナンバーコールセンターまでお問い合わせください。
コールセンター:0570-20-0178
久保田先生、有難うございました!
マイナンバー、安全な運用がなされるのかも心配ですが、個人や各会社でもしっかり保管・運用には
気を付けていきたいですね。事業者の皆様も、マイナンバーについてご心配なことがございましたらぜひお気軽に久保田先生までお問い合わせ下さい!(みんなの助成金 運営事務局:白石)