低コストで短期間に権利を取るには?(3)


「特許、実用新案、意匠の違い」

クロスリンク特許事務所の山田です。表に、特許、実用新案、意匠の違いをざっくりまとめてみました。

この表を見ると、意匠は実用新案と対象が似通っていることがわかりますね。

私は、意匠登録は実用新案登録の代わりになり得ると考えています。また、意匠は、

  1. 実用新案とは違い、きちんと内容を審査された上で権利が与えられる。
  2. 実用新案より、権利期間が長い。
  3. 特許より、審査期間が短い(早く権利を取れる)。
  4. 特許や実用新案より、出願コストが安い。

などのメリットがあります。低コストで、きちん内容を審査された権利を取りたいという方は
意匠登録を考えてみてはいかがでしょうか。

ポイント

  1. 実用新案制度は使い勝手が悪い制度だから使わない方がいい。
  2. 意匠登録は実用新案登録の代わりになり得る。
  3. 低コストで審査を経た権利を取りたい人は意匠登録を考えてみるべし。

おまけ

意匠制度は特許制度や実用新案制度と根本的に違う制度です。
出願の仕方にはコツが必要です。
意匠制度を使う際は、弁理士さんとよく相談をしてくださいね。

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山田先生、有難うございました。

(1)の冒頭でご紹介したグローバルニッチトップ助成金や中堅企業・中小企業(資本金10億円以下の企業)及び個人またはグループの発明考案に対し賞金が出る日本発明振興協会の発明大賞など、様々な補助金や賞に関する情報をみんなの助成金でもフォローしております。

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