
行政書士の中楯です。
日本を訪れる外国人の数は年々増加傾向にあり、2014年度の新規入国者数は統計開始以降初めて1000万人を超えました。2020年東京オリンピックも決定し、政府は観光客とのみならず、海外企業の誘致を積極的に行っています。
その象徴が、「国家戦略特区」「アジアヘッドクォーター特区」です。「国家戦略特区」は東京都全域、神奈川県全域、千葉県成田市、福岡市、新潟市などのエリアです。
国家戦略特区の中でも、特にアジア圏の企業誘致を促進する、極めて重要なエリアを「アジアヘッドクォーター特区」としています。「アジアヘッドクォーター特区」は都内の一部に限られています(下図参照)。
このエリアにおいて拠点を設立した場合、税制の優遇や入国審査・特許審査の迅速化、補助金の交付など、非常に多くのメリットがあります。
以下の表にまとめましたのでご覧ください。
■アジアヘッドクォーター特区のメリット
|
いかがでしたか?とても手厚い待遇となっていますね。実はこの制度はオリンピック開催決定前からあるものですが、開催決定によってますます活気づいてきています。
次回のコラムでは、「アジアヘッドクォーター特区」の補助金について詳しくご紹介します。
<参考URL>
・特区エリアの紹介
http://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/invest_tokyo/japanese/invest-tokyo/merit.html#c_002
・特区のメリット
http://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/invest_tokyo/japanese/invest-tokyo/merit.html#c_002