経営者の高齢化にともない、事業承継を進めている会社が増えてきています。
ただし、製造業の場合は、様々な費用が発生することで、事業承継へのハードルが高くなってしまいがちです。
そこで今回は、製造業で事業承継の際に活用できる補助金について解説していきます。
事業承継で活用できる補助金
事業承継の際に活用できる補助金についてお伝えします。
事業承継・引継ぎ補助金
事業承継・引継ぎ補助金は、事業承継を行う中小企業を支援するための補助金です。
申請類型は、以下のとおりです。
後継者が新たに別の法人を立ち上げて、既存会社から事業を引き継ぐ場合は「創業支援型(I型)」
今の会社のままで新たに経営者に就任した場合は「経営者交代型(Ⅱ型)」
M&Aで事業を売却・譲渡する場合は「M&A型(Ⅲ型) 」
ものづくり補助金
ものづくり補助金とは、生産性向上や業務効率化を目的に、新たに機械装置の購入やシステム構築の際にかかる費用を支援するための補助金です。
ものづくり補助金には、審査の際に有利に働く加点制度があり、その中の一つに「創業・第二創業まもない事業者(5年以内)」があります。
新たに法人を立ち上げて、既存会社から事業を引き継ぐ企業はもちろんのこと、今の会社で新たに経営者が就任して、既存事業とは別の事業を始める場合(第二創業)も、加点の対象となります。加点がつけば、通常の申請よりも採用の可能性が高まるため、ものづくり補助金を検討するという方法もあります。
今回のコラムは以上となりますが事業承継の課題や活用できる補助金の金額など知りたい方はこちらから続きをご覧になれます。