中小企業にとって省力化を実現する設備に投資することは、事業の効率化や生産性向上につながります。
しかし、設備投資には多額の費用がかかることが多く、資金面での課題がついて回るため、「中小企業省力化投資補助金」を利用することで、経済的負担を軽減することができます。
この記事では、「中小企業省力化投資補助金」をご検討中の方から、よくいただく疑問やご質問を通じて、補助金の活用方法をわかりやすく解説します。
1.中小企業省力化投資補助金のQ&A
中小企業省力化投資補助金は、他の補助金と比較して複雑な部分があり、多くの方が不明点を抱えています。
これから申請を検討している方の参考となるよう、当社に寄せられた質問の中から、代表的な質問と回答をまとめました。
1-1同一製品を複数購入することは可能ですか?
A 可能です。
同一製品を複数購入し、それぞれ異なる事業所に導入することができます。ただし、過剰な数量や不必要な重複投資と判断されないよう、申請書に適切な理由を記載することが重要です。
1-2何度でも申請できますか?
A 何度でも申請可能です。
同一事業者による申請回数に上限はありませんので、基本的には何度でも申請できます。ただし、同じ事業に対して複数回申請する場合や、目的が重複する申請は制限されることがあります。
また、他の補助金との併用には注意が必要です。例えば、「ものづくり補助金」を過去10カ月以内に受け取っている場合や、過去3年間に2回以上「ものづくり補助金」の交付決定を受けた事業者は申請できないことがあります。
1-3選択した製品の業種に自社の業種がない場合は?
A 条件を満たせば申請も可能です。
省力化投資補助金では、補助金の効果を最大限に引き出すため、導入する製品が対応する業種と申請者の業種が少なくとも1つ一致することが条件です。
ただし、主たる業種が異なる場合でも、対象業種を一部でも営んでいれば申請が可能です。
例えば、小売業のスーパーが飲食業としてレストランを併設し、レストランに配膳ロボットを導入する場合、飲食業として申請できます。
今回のコラムは以上となりますが、その他の質問も気になる方はこちらから続きをご覧ください。
製造業で活用できる「中小企業省力化投資補助金」の申請前の疑問・質問にお答えします!