2024年12月17日に令和6年度補正予算案が成立し、2025年は補助金の予算額が大幅に拡充されることが決まりました。
2025年はこれまでの補助金に加えて、新たに中小企業の成長を推進するための補助金が追加される予定です。
本記事では、2025年注目の補助金を紹介していきます。
1 ものづくり補助金
ものづくり補助金は、昨年度に引き続き公募される補助金です。
この補助金は、中小企業の生産性向上や競争力の強化を目的とした設備導入などの取り組みに対し資金面から支援する制度です。
この補助金は、中小企業・小規模事業者が新たな挑戦を行い、競争力を高めることで、日本経済の活性化に寄与することを最終的な目的としています。
2 中小企業省力化投資補助金
中小企業省力化投資補助金は、人手不足解消や生産性向上のためにIoTやロボット等の設備導入を行う中小企業の取り組みに対して資金面から支援する制度です。
本補助金は簡易で即効性がある省力化投資を促進し、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げ向上につなげることを主な目的としています。
2024年から始まったこの中小企業省力化投資補助金は、2025年は新たに「一般枠」が追加される予定です。
3 中小企業新事業進出補助金
中小企業新事業進出補助金は、従来の事業再構築補助金の後継として新たに生まれた補助金です。
この補助金は、既存の事業領域とは異なる新市場や・高付加価値事業への進出にかかる設備投資等を資金面から支援する制度で、これらの取り組みを通して企業全体の賃上げを図ることを狙いとしています。
4 中小企業成長加速化補助金
中小企業成長加速化補助金は、2025年に新たに生まれた補助金です。
この補助金とは、売上高100億円を目指す中小企業の取り組みや設備導入を資金面などから支援する制度です。
成長志向型の中小企業の大胆な設備投資に対して、設備投資に係る経費の一部を補助することで物価高や最低賃金の引き上げを目的としています。
5 IT導入補助金
IT導入補助金は、昨年度に引き続き公募される補助金です。
この補助金は、中小企業が近年インボイスの導入や働き方改革などの相次ぐ制度変更に対応するためのITツールの導入に係る経費の一部を資金面から支援する制度です。
また、ソフトウェアの導入を通して企業全体の生産性を向上させることを目的としています。
今回のコラムは以上となりますが、本編では各補助金の補助率や補助対象経費などの詳細を解説しているので、こちらから続きをご覧ください。