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ファクタリングは急ぎの資金調達に利用することが多いため、土日祝日も対応してくれるか、24時間対応してくれるかといった点が気になるところでしょう。
本記事では、土日祝日も対応してくれるファクタリング業者の紹介、土日祝日に振込してもらうコツを解説します。
土日祝日に対応のファクタリング業者4選
土日祝日に対応しているファクタリング業者はあまり多くありませんが、代表的な業者としては「ラボル」「えんナビ」などをはじめ、以下の4社があります。
ここからはファクタリングで土日祝日に対応している4社を紹介します。
土日祝日対応のファクタリング業者には、土日祝日の入金に対応可能な業者と、土日祝日は受付・審査のみ可で入金は平日(翌営業日)になる業者があるので注意しましょう。
ラボル
入金速度 | 最短60分 |
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審査通過率 | 非公表 |
手数料 | 10% |
利用可能額 | 1万円から |
必要書類 | 本人確認書類・請求書・取引エビデンス(担当者とのメール・契約書など) |
利用対象者 | 個人事業主 |
ラボルは24時間365日即時振込が可能なファクタリング業者です。審査だけでなく入金も土日祝日に対応しています。
個人事業主向けの少額ファクタリングを専門とする業者で、1万円から利用可能となっています。審査はWebで完結し、非対面で審査から入金まで対応しています。
新規取引先の売掛債権でも買い取ってもらえるのもラボルの魅力です。
ファクタリングは売掛先の信用が重要です。継続した取引がある売掛先でないと利用できないのが一般的ですが、ラボルならその心配はありません。また、開業したばかりで実績がない事業主でも利用できます。
手数料は一律で10%です。手数料が一律であることは入金額が計算しやすく便利です。
しかし、ファクタリング業者によっては手数料10%以下で2社間ファクタリングを利用できることもあります。土日祝日の入金を重視するか、手数料を重視するかによって、ラボルを利用するか決めるとよいでしょう。
また、ラボルが取り扱っているのは売掛先が法人の債権のみです。
売掛先が個人事業主(個人間)の取引の場合は利用できないので注意しましょう。
えんナビ
入金速度 | 最短1日 |
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審査通過率 | 非公開 |
手数料 | 5%~ |
利用可能額 | 50万円~5,000万円 |
必要書類 | 請求書・3か月分の通帳 |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
えんナビは、メールや電話での受付を24時間365日受け付けているファクタリング業者です。入金に関しては、公式サイトによると「最短1日」という記載です。土日も含めて1日で入金可能かは明記されていません。土日に入金までしてほしい場合は問い合わせて確認してみましょう。
えんナビは3社間ファクタリングも取り扱っているため、即日入金でなくてもいいから手数料を安くしたいという方にもおすすめです。必要書類は請求書と3か月分の通帳です。決算書などは必要ないため準備しやすいでしょう。法人・個人事業主ともに利用できます。
えんナビは全体的に便利なファクタリング業者だといえます。一方で、注意点としては最低取引額が50万円と高いことです。債権額が小さい小規模事業者は利用しにくい可能性があります。
少額利用を希望している方は上記で紹介したラボルがおすすめです。
ファクタリングベスト
入金速度 | 最短3時間程度 |
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審査通過率 | 90%〜 |
手数料 | 利用するファクタリング業者による |
利用可能額 | 利用するファクタリング業者による |
必要書類 | 利用するファクタリング業者による |
利用対象者 | 法人のみ |
ファクタリングベストは、優良なファクタリング業者4社の相見積もりを出すサービスを提供している会社です。ファクタリングベスト自体は売掛債権の買取は行わず、あくまで見積もりを出すだけになります。見積もりを出した後はファクタリング業者から個別に連絡がきます。その後、ファクタリング業者と直接交渉する流れになります。
自分で複数のファクタリング業者に問い合わせて見積もりを取るのは大変ですが、ファクタリングベストなら最短数分で行うことができます。審査通過率90%以上の優良なファクタリング業者の中から相見積もりを出すため、質の低い業者を紹介される心配もありません。
土日祝日に審査・入金してもらえるかどうかは、ファクタリング業者によります。入金速度に関しては、ホームページによると最短3時間程度となっています。
ファクタリングベストのサービスは大変便利ですが、個人事業主は利用できないのが注意点です。
GoodPlus
入金速度 | 最短90分 |
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審査通過率 | 90%以上 |
手数料 | 5%~15% |
利用可能額 | 非公開 |
必要書類 | 通帳コピー3か月分・請求書・本人確認書類・決算書 登記簿謄本(契約時に必要)・印鑑証明書(契約時に必要) |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
GoodPlusは、土日祝日も8:30から20:00まで申し込みを受け付けているファクタリング業者です。入金も土日祝に対応しているかどうかはホームページには明記されていません。
GoodPlusは、余計な広告費や人件費を削減することで、5%から15%という低い手数料を実現しています。
他社からの乗り換えで手数料を5%優遇するサービスも行っており、手数料の安さに自信があることがうかがえます。医療・介護報酬の債権買取も取り扱っており、クリニック・調剤薬局・デイサービスなどの経営者も利用可能。
経営コンサルタントの紹介、補助金・助成金の申請サポートを行っているのもGoodPlusの特徴です。
ファクタリングは利用しすぎると手数料がかさんでかえって資金繰りが悪化することがあります。GoodPlusを利用することで抜本的な資金繰り改善もフォローしてもらえます。
審査時に決算書の提出が必要であり、提出書類がやや多いのが注意点です。しかし、総じて利用しやすいファクタリング業者だといえます。
ファクタリングで土日に入金してもらうコツ
ファクタリングで土日祝日に振込してもらうには、以下の2点を押さえておくことがポイントになります。
- 2社間ファクタリングで契約する
- 必要書類が少ない業者を選ぶ
他にも、「書類を早めに用意しておく」「オンラインファクタリングを選ぶ」など細かいポイントがありますが、ここでは特に重要な2点について解説します。
即日入金が可能なのは2社間ファクタリングのみ
ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。ファクタリング即日で入金が可能なのは2社間ファクタリングのみとなります。
2社間ファクタリングとは、ファクタリング業者とファクタリング利用者の2社間で行うファクタリングのことです。売掛先は関与しないのが特徴です。
3社間ファクタリングとは、売掛先の承諾を得たうえで、ファクタリング業者とファクタリング利用者、売掛先の3社で行うファクタリングのことを指します。
3社間ファクタリングは売掛先の承諾を得る手続きに手間がかかるため、即日入金が難しくなります。よって、即日入金を希望するなら2社間ファクタリングを利用するのが賢明です。
債権譲渡登記が必要なファクタリングは避ける
2社間ファクタリングは債権譲渡登記を行う場合と行わない場合があります。債権譲渡登記には数日かかります。即日入金を希望する場合、債権譲渡登記が不要なファクタリングを利用しましょう。
債権譲渡登記とは、債権を譲渡した事実を登記して公に示すことです。商業登記や不動産登記などと同じように、法務局で申請して登記します。
民法第467条によると、債権を譲り受けた時は、債務者に承諾を得るか通知をしないと、自分が新しい債権者になったことを主張できないと定められています。しかし、2社間ファクタリングは債務者である売掛先が関与しないため、通知や承諾ができません。
そのため、2社間ファクタリングは譲り受けた債権を他の者に二重譲渡される危険があり、ファクタリング業者にとってリスクのある取引となります。
しかし、債権譲渡登記をしておくことで、債務者への通知や承諾がなくともファクタリング業者が新しい債権者になったことを主張できます。これが2社間ファクタリングで債権譲渡登記が求められることがある理由です。
債権譲渡登記をしない2社間ファクタリングは、手数料が高くなる場合があります。他にも、審査に通りにくくなる場合があるなど不利な面があります。しかし、即日入金したい方は、登記不要なファクタリングを選ぶことが必須です。
登記不要な2社間ファクタリングを提供している業者は比較的多いため、探すのに苦労することは少ないと考えられます。また、個人事業主は債権譲渡登記ができず、登記不要な2社間ファクタリングしか利用できません。
必要書類が少ないファクタリング業者がおすすめ
ファクタリングの審査に必要な書類は業者によって異なります。即日入金を希望する方は、ファクタリングおすすめは必要書類の少ない業者です。
特に、登記簿謄本や印鑑証明書など、役所に取得しに行かなければならない書類は入手に手間がかかり、即日入金が難しくなります。
ファクタリングで必要になることが多い書類は、「代表者の本人確認書類」「請求書・注文書」「通帳のコピー」などです。業者によってはこれらと合わせて決算書などが必要な場合もあります。
一般的に、上記で挙げた書類の中から2種類か3種類程度の提出を求められるケースが多いです。提出書類が3種類以下なら、必要書類の少ない業者と思っていいでしょう。
同じ業者でも、ケースバイケースで必要書類が変わることもあるので注意が必要です。特に、売掛先の信用度が低い場合や初回利用時などは必要書類が多くなることがあります。
土日祝日対応のファクタリングに関するFAQ
QuQuMoのファクタリングは土日対応していますか?
QuQuMoは土日祝日は営業しておらず、審査や入金は対応できません。相談や申請はメールやフォームを通じて24時間可能です。
ペイトナーファクタリングは土日対応していますか?
ペイトナーファクタリングの営業時間は平日10:00〜19:00です。
土日祝日は対応していませんので、気をつけましょう。
事前に準備しておくべき書類はありますか?
基本的な必要書類として、請求書、本人確認書類、通帳のコピーなどが必要です。
土日祝日にスムーズな手続きを行うためには、これらの書類を事前に用意しておくことをおすすめします。
特に公的書類が必要な場合は取得に時間がかかることがあるので、早めの準備が重要です。
初めての取引でも土日祝日の入金は可能ですか?
初回取引の場合でも土日祝日の入金は可能ですが、通常の取引よりも審査に時間がかかることがあります。
スムーズな取引のために、必要書類を完璧に準備し、事前に審査を済ませておくことをおすすめします。
また無理をする必要はありませんが、普段からファクタリング会社と良いお付き合いをしておくと、急な入り用にも慌てずに対応ができます。