
今回も、太田先生による実践的なコラムをお届けします!
前回のコラムはこちら
自分の事業をいかに分かりやすく伝えるか
補助金の申請書においてまず基本的かつ大切なことは、自分の事業をやったことがない審査員に、
自分の事業を分かってもらうということです。
私自身、補助金の申請書を数々支援しているのですが、大げさに言うと
「私が分からないものは、審査員が分かるはずがない」という気持ちでアドバイスしています。
ところが、文章でいくら書いてもわかりづらいことがあります。
自分で自分の事業を説明するのは意外に難しいものです。
そこで、「分かりづらいところは、図や表を使って示す」ことをお勧めしています。
上の図では、刃型を新規設備によって技術開発するイメージです。
この図がなければ、なかなか伝わりませんが、図で示すことで、一気にイメージが伝わります。
別の例でも説明しましょう。
下の図は、実際にものづくり補助金の申請の際に使用したもので、工程フローを図で示しています。
現状の問題点が設備投資を行うことによって解決できる様子がイメージできると思います。
百文は一図に如かず
大切なのは「分かりやすい図を作る」ということです。
「美しい図」「精緻な図」が必ずしも分かりやすいとは限りません。
図を作ったのはいいものの、図を説明するのに長い文章を費やしてしまい、結局分かりづらくなることが無いようにしたいものです。
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ものづくり補助金は、技術部分の説明が非常に難しく感じますが図解だと分かりやすいですね。
専門の立場の方の場合、つい一生懸命になってしまい、「図なのに難しい」ということに陥りがちですが
分かりやすさというのが本当に大事だなと思いました。
次回をお楽しみに!