ものづくり補助金 過去三年の採択件数から見えてくることとは


現在、「平成26年度補正 ものづくり・商業・サービス革新補助金(以下、「ものづくり補助金」」の第二次公募が行われています。

政府が1000億円以上の予算を投じて行う大型の補助金であり、補助上限も1申請につき1000万円と、採択されると非常に大きなビジネスチャンスが待ち受けています。

一般的に「ものづくり補助金」と呼ばれていますが、名称はここ数年毎年変更されています。今回は、ここ3年のものづくり補助金の数字の面から分析を行い、傾向を探っていきます。

1:名称

・平成24年度 :「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」
・平成25年度 :「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新補助金」
・平成26年度 :「ものづくり・商業・サービス革新補助金」

2:支給総額

・平成24年度-1007億円
・平成25年度-1400億円
・平成26年度-1020億円

3:申請件数、採択率

申請件数 採択件数 採択率 公募期間
平成24年度補正 一次公募

一次締切

1,836 742 40.4% H25/3/15~3/25
一次公募

二次締切

10,209 4,162 40.8% H25/3/26~4/15
二次公募 11,926 5,612 47.1% H25/6/10~7/10
合計 22,135 9,774 44.2%
平成25年度補正 一次公募一次締切 7,396 2,916 39.4% H26/2/17~3/14
一次公募

二次締切

15,019 6,697 44.6% H26/2/17~5/14
二次公募 14,502 4,818 33.2% H26/7/1~8/11
合計 36,917 14,431 39.1%
平成26年度補正 一次公募 17,128 7,253 42.3% H27/2/13~5/8
二次公募 ? ? ? H27/6/25~8/5

3:グラフで見る各項目の推移

<1>申請件数

申請件数は、毎年少しずつ増加しています。これは他の補助金でも同じ傾向がみられている現象です。
これは補助金・助成金が社会に徐々に浸透してきていることを示しています。

<2>採択率

採択率はほぼ横ばいで、30%~40%台で推移しています。

いかがでしたでしょうか。申請件数が増えても、ものづくり補助金の採択率に変動はありません。
とはいえ、厳しい競争率であることに違いはありません。

補助金の趣旨を理解し、革新性があり、かつ実現可能性のある事業計画書を作れば、採択される確率は高くなります。

締切まであとわずかです。最後まであと少し頑張りましょう!

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