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ファクタリングは融資と異なり、最短即日の資金調達も可能です。即日入金のファクタリングが人気な理由として融資と比べて大幅に審査時間を短縮できることが挙げられます。
短縮のため、対面手続きではなくオンライン手続きをして、オンライン審査を取り入れるだけではなく、AIによる審査も行われています。AIならば人間が数時間かかる審査も一瞬で終わります。AIは正確ではないというイメージがありますが、どんどんAIは賢くなっていて複雑なデータ処理や過去の記録との照合なども容易にできるようになっています。
今回はオンラインファクタリングの中でもAI審査を取り入れている「AIファクタリング」を実施しているファクタリング会社を9社紹介します。どのAIファクタリングも正確かつ迅速な審査に定評があります。ぜひ選択肢にしていただき、みなさまの会社の事業改善、経営改善に役立ててください。
AIファクタリング9選!審査や入金が速いおすすめサービス
ここではAIファクタリングを実施しているファクタリング会社を9社紹介します。どのファクタリング会社もしっかりとしたAI審査で、その迅速性と正確性を担保しています。AIが人間の審査に劣らないことをわかっていただけるはずです。
- QuQuMo
- ペイトナーファクタリング
- ラボル
- PayToday
- バイオンのAIファクタリング
- FACTOR⁺U(日本中小企業金融サポート機構)
- OLTA
- みんなのファクタリング
- JBLのオンラインファクタリング
どのAIファクタリング会社もおすすめできますので、ぜひみなさまの資金調達にお役立てください。
QuQuMo
審査通過率 | 98% |
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手数料 | 1%~14% |
入金速度 | 最短2時間 |
買取可能額 | 上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 通帳コピー |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
QuQuMoは、オンラインに特化したファクタリングを提供しています。店舗を構えず、すべての手続きがオンライン上で完結します。必要な書類は請求書と銀行通帳の2点のみで、最短2時間で資金を受け取ることが可能です。書類はデータ形式(PDFや画像ファイル)での提出が必要となりますので、インターネット環境をご準備ください。AIを用いたファクタリング審査で迅速な入金を実現します。
QuQuMoでは、2社間ファクタリングのみを取り扱い、償還請求権のないノンリコース型を採用しているため、売掛先に何かあっても資金は回収できます。そのため、安心してご利用いただけます。また、債権譲渡登記の手続きは不要です。
ファクタリング金額に上限はなく、大企業の方も安心してご利用いただけます。一方、少額の売上債権も対応しており、個人事業主やフリーランスの方にもおすすめです。専用フォームに情報を入力し、データをアップロードするだけで手続きが完了し、非常に簡単です。
事業経験の長短を問わず、初めての方でもQuQuMoなら最短2時間で迅速な資金調達が実現します。
ペイトナーファクタリング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 一律10% |
入金速度 | 最短10分 |
買取可能額 | 下限1万円、上限100万円まで(初回は25万円まで) |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 通帳コピー 本人確認書類 |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | ペイトナー株式会社 |
ペイトナーファクタリングは小口の売掛債権を専門に扱うファクタリングサービスで、オンライン限定のため実店舗はありません。必要な書類をオンラインで提出するだけで、最短10分で資金化が可能です。最短10分での資金化はあらゆるファクタリング会社の中でも最短であり、ほぼリアルタイムで資金調達可能です。これはAIを用いた審査が可能にするものです。
法人および個人事業主(フリーランス)の双方が利用可能ですが、買取上限が100万円と設定されているため、特に個人事業主やフリーランスを対象にしたファクタリングと言えます。法人も利用できますが、会社規模によっては利用しづらい場合があるかもしれません。
初回利用時の買取額は25万円までに制限されており、少額の売掛債権を持つ個人事業主やフリーランスの方はリスク少なく「お試し利用」ができます。さまざまなファクタリングにまつわるデメリットについて、少額ということもあり、低リスクで安心して利用できる点も魅力の一つです。ぜひ一度ご検討ください。
ラボル
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 一律10% |
入金速度 | 最短30分 |
買取可能額 | 下限1万円、上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 取引証明(通帳コピーや取引先からのメールなど) 本人確認書類 |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | 株式会社ラボル |
ラボルは、個人事業主やフリーランスに向けの少額ファクタリングに特化した会社で、1万円からの売掛債権の資金化が可能です。小規模な取引先からの売掛債権でも利用できるため、個人事業主やフリーランスにとって非常に便利なサービスです。ただし、売掛先は法人限定で、個人宛ての請求書はファクタリングできないので注意してください。
また、2023年より法人事業者の利用も可能となりました。零細企業でも、「法人」宛ての請求書ならばファクタリングできます。AIを用いて、売掛先の信用度を的確に査定しますのでご安心ください。
多くのファクタリング会社では対象外となる、新規取引先の売掛債権も買い取りの対象に含まれており、取引開始後すぐに利用できる点が特徴です。業種や職種を問わず利用可能で、これまでに取引の実績が少ない請求書も資金化のチャンスがあります。他のAIファクタリング会社で断られた請求書も買い取りできる可能性があります。詳しくはラボルまでお問い合わせください。
PAYTODAY
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 1%~9.5% |
入金速度 | 最短30分 |
買取可能額 | 上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 6か月分の通帳コピー 本人確認書類 前年の決算書 |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | Dual Life Partners株式会社 |
PAYTODAYは「AI即日ファクタリング」を謳っていて、AIファクタリングの老舗と言われる会社です。AI審査の蓄積が他社と比べても抜きんでています。PAYTODAYは実店舗を持たないオンライン専業ファクタリング会社のため、固定費を抑え、その分利用者への人件費を還元しています。
最大の特徴であるAIを用いた審査により、迅速で正確な評価、審査が可能になり、審査にかかる人件費を削減することで、手数料も抑えられています。原則、書類をもとにしたAI審査のみで決定します。
ただし、AIによる審査では、従来のように「やる気」や「熱意」、あるいは「話し方」などの定性的な要素を十分に反映できない場合があります。そのため、書類のみで審査を完了させるか、希望者ができる「電話面談」を通じて個別事情を伝えるかは経営者の判断に委ねられます。
効率的な資金調達手段として、AI審査は優れた選択肢です。スムーズな資金調達を求める方におすすめします。
バイオンのAIファクタリング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 一律10% |
入金速度 | 最短60分 |
買取可能額 | 5万円以上 |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 3か月分の通帳コピー、入出金明細 本人確認書類 前年の決算書、確定申告書 |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | 株式会社バイオン |
株式会社バイオンの「AIファクタリング」は、独自のAI技術を活用した「革新的」とも言えるファクタリングサービスです。バイオンのファクタリングでは、中小企業だけではなく、個人事業主やフリーランスの方対象に、入金待ちの請求書(売掛金)をオンラインで最短60分という迅速なスピードで現金化できます。
申込み手続きは非常に簡単で、必要書類をオンラインでアップロードするだけです。来店やWEB面談も不要で、契約までのすべての手続きがオンラインで完結します。また、2社間ファクタリングを採用しているため、取引先(売掛先)への債権譲渡通知や債権譲渡登記を行う必要がありません。これにより、取引先(売掛先)に知られる心配をせずに(バレずに)資金調達を進めることができます。
料金体系も明確で、初期費用や月額費用は一切かからず、ファクタリング手数料は一律10%になっています。さらに、フリーランスや個人事業主でも5万円から利用可能で、無料のオンライン見積もりも提供されています。バイオン独自のAIによる審査により最短60分で買い取り、入金まで進みます。
特に、スピードを重視する方や手続きの煩雑さを避けたい方はバイオンのAIファクタリングがおすすめです。入金期日前の請求書を迅速かつ効率的に現金化したいとお考えなら、ぜひバイオンの「AIファクタリング」をご検討ください。
FACTOR⁺U(日本中小企業金融サポート機構)
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 1.5%~ |
入金速度 | 最短40分 |
買取可能額 | 下限1万円、上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書や契約書 3か月分の通帳コピー(表紙付き) |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | 一般社団法人日本中小企業サポート機構 |
FACTOR⁺U(ファクトル)とはファクトルは、一般社団法人日本中小企業金融サポート機構が提供する最新のAIファクタリングサービスです。一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は『経営革新等支援機関』として認定を受けており、国や地方自治体の補助金申請の際に有効な認定証を取得するなど公的な役割も担っていますが、ファクトルはそうした経営支援部分をブラッシュアップして、迅速なファクタリングを行うために特化した一般社団法人日本中小企業金融サポート機構のサービスになります。
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構の通常のファクタリングが最短3時間で資金化するのに対して、ファクトルはAI審査を用いることで最短40分まで短縮でき、大幅な迅速化に成功しています。
リスクについて不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
FACTOR⁺U(ファクトル)を運営する一般社団法人日本中小企業サポート機構は、中小企業経営力強化支援法に基づき、財務局および経済産業局から認定を受けた支援機関です。このため、安全性を重視したサービスを提供しています。「初めてファクタリングを利用する方」「セキュリティを重視してサービスを選びたい方」は、FACTOR⁺U(ファクトル)のAIファクタリングの利用をご検討ください。
OLTA
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 2%~9% |
入金速度 | 最短即日 |
買取可能額 | 下限なし、上限なし |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 通帳コピー 本人確認書類 確定申告書・決算書 |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | OLTA株式会社 |
OLTAは、幅広い銀行と提携しており、あらゆる金融機関への振込に対応しています。全国展開しているファクタリングサービスで、10,000社以上の企業と取引実績があります。
OLTAのAIファクタリングの大きな特徴は、2社間ファクタリングに特化している点です。事業主とOLTAの間だけで契約が完結するため、手続きがスピーディーに進みます。加えて、OLTAは実店舗を持たない完全オンラインのファクタリング会社で、2社間契約においてもすべての手続きをオンラインで完了させることができます。
全国どこからでも利用可能な利便性の高さが魅力で、オンラインファクタリングの仕組みがしっかりしているため、初めて利用する方にも適しています。即日での資金調達を希望する方にとって、2社間ファクタリングを専門とするOLTAは有力な選択肢となるでしょう。AI審査によって迅速かつ的確なさてが可能です。
OLTAを利用する場合、個人事業主やフリーランスの方も対象ですが、通常の必要書類に加えて開業届と直近4か月分の入出金明細が求められます。逆に言うと、開業4か月後からOLTAを利用できます。
請求書の宛名(売掛先)は法人または官公庁向けの売掛債権かつ入金日と入金額が決まっている「確定債権」となります。個人宛ての請求書はファクタリングできないので注意してください。
みんなのファクタリング
審査通過率 | 非公開 |
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手数料 | 7%~15% |
入金速度 | 最短60分 |
買取可能額 | 1万円~300万円 ※初回は1万円~50万円まで |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 通帳コピー 本人確認書類(顔写真付き) |
対象事業者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | 株式会社チェンジ |
みんなのファクタリングは、完全オンラインで手続きが完了するファクタリング会社です。WEB面談を行う必要がなく、必要書類を提出するだけでAIによって審査が進む仕組みになっています。個人事業主やフリーランスを対象としていますが、法人の利用も可能です。
専用のWEBシステムを活用することで、最短60分で資金化が可能です。ただし、売掛先が法人に限定され、売掛先が個人の場合は対象外となります(利用者自身が個人事業主やフリーランスであることは問題ありません)。また、手数料がやや高めである点には注意が必要です。
土日も営業しており、週末にも入金対応が可能です。平日営業のファクタリング会社が多い中で、土日営業は助かります。週明けの支払いに備え、早急に資金を準備したい事業者にとって便利な選択肢です。債権譲渡登記も不要で速やかにAI審査によって入金まで進みます。
JBLのオンラインファクタリング
審査通過率 | 90%以上 |
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手数料 | 2%〜14.9% |
入金速度 | 最短2時間 |
買取可能額 | 上限5000万円(即日入金の場合。時間がかかっても良い場合はさらに上限が増えることも) |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | 請求書 通帳すべて・当座通帳照合表、直近の取引入金が確認できるもの(過去6か月分) 本人確認資料 決算書(直近 1 期分) 取引先との成因資料 (基本契約書・契約書・発注書・注文書・納品書・支払い通知書・請求書など) |
対象事業者 | 設立1年以上の法人(会社、公益法人など) (個人事業主やフリーランスは不可) |
運営会社 | 株式会社日本ビジネスリンクス |
株式会社JBLが提供するAIファクタリングです。
かつては、同社が運営するファクタリングとして
- LINK:買い取り額10万円~1億円、債権譲渡登記が必要なファクタリング
- JBL:買い取り額5000万円、債権譲渡登記が不要なファクタリング
の2本立てでしたが、統合されました。「LINK」というファクタリングは「JBLのオンラインファクタリング」に統合されました。
JBLの特徴として「法人限定」というものがあります。会社だけではなく、登記が確認できるその他法人(NPO法人、一般社団法人、一般財団法人、公益財団法人、公益社団法人、社会福祉法人)の売掛債権についても広くファクタリングしています。個人事業主やフリーランスの方は対象外になりますのでご注意ください。
JBLではAIを積極的に用いたオンラインファクタリングシステムを採用しています。また、オンライオン契約は、弁護士ドットコム株式会社が運営する電子契約サービス「クラウドサイン」を活用して行います。なお、WEB面談を30分程度行います。
他社からの乗り換え(変更)した場合、さらに低い手数料の提案もあるとのこと。AIを用いて迅速な資金調達を実現しているサービスと言えるでしょう。
AIファクタリングでスピーディーに即日入金を成功させるコツ
AIファクタリングは細かい部分はAIが判断します。しかし、人間の手を可能な限り排除しているということは、「機械的に判断」されてしまうことでもあります。AIは人的サポートが薄い可能性があるため、しっかりコツをつかんでおく必要があります。ここではAIファクタリングで即日入金を選考させるコツ、ポイントについて解説していきます。
取引先の信用度が高い企業の売掛金を選んで審査申請する
AI審査の際に少しでもスコアを上げる必要があります。AIファクタリングでも、一部のノンバンクビジネスローンで用いられている「スコアリングシステム」を採用しています。
ファクタリングは融資ではないので、信用情報照会はできませんが、業界の横のつながり、自社の過去データなどで「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」を作っています。取引先、売掛先の信用が依頼者(債権者)の信用に勝るのがファクタリング審査です。
どのAIファクタリングでも「ホワイトリスト」に入っている売掛先なら、一瞬で高スコアを得られます。そうすればAIファクタリングで即日資金化、即時資金化も可能です。
信用度の高い売掛先とは、具体的には
- 政府、官公庁
- 自治体
- 公共団体
- インフラ等企業
- 診療報酬、介護報酬請求先(社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険団体連合会(国保連))
- 有名大企業
などです。これらであれば、AI審査において極めて高い評価を期待できます。可能な限り信用できる売掛先の売掛債権をファクタリングしてください。
逆に個人相手の売掛債権はAIファクタリングで認められない可能性があります。法人ならば商業登記簿謄本でどのような事業者なのか確認できますが、個人、あるいは個人事業主やフリーランスが売掛先の場合、その人がどのような人なのか確認する方法がありません。信用情報照会もできず、どこの誰かわからない人の売掛債権は、AI審査で評価できない可能性があります。
AIファクタリングで迅速な資金調達につなげるには、信用度が高い売掛先、取引先にしてください。
審査が短く即日入金に対応している優良サービスを見極める
「最短即日」と謳っているAIファクタリング会社を選びます。ファクタリング会社は許認可制ではないので誰でも開業できます。玉石混交していて、中には悪徳業者がある中で、審査が早く即日入金可能、そして手数料が低い優良サービスを見つけることが重要です。
口コミサイトで選んでも良いですが、本記事でおすすめしている9つのAIファクタリング会社であれば安心できます。どのAIファクタリング会社も「審査が短い」「即日入金可能」「手数料が低い」など利用者本位の内容になっています。
信頼も実績も十分ある会社ばかりなのでぜひ、優良サービスとして利用してください。必ず満足していただけるはずです。
当日中の資金調達を確実にするため朝一番で手続きを済ませる
当日中の資金調達を確実にするには、オンラインファクタリングが前提になります。あらかじめ早朝、あるいは前日夜に資料を提出していれば、業務開始後ファクタリング会社のスタッフ(&AI)は速やかに審査に取り掛かれます。24時間営業でなくても、書類データを受け付けられるのがオンラインファクタリングの大きなメリットです。
また面談についても、ZOOMなどのオンライン会議ツールを使うことで、時間と場所のセッティングコストを短縮でき、速やかな面談を実現します。AIファクタリングの場合WEB面談を行わない場合も想定されます。
各種WEBツール(WEB会議ツール)の活用により、朝一番で申込みすれば昼くらいには入金がなされている可能性もあります。迅速な手続きが迅速な入金につながります。
必要書類を事前に揃えて不備をなくしスムーズな審査進行を
迅速な手続きのためには必要書類を準備しておきましょう。後段のQ&Aでも回答していますが、AIファクタリングでは必要書類をデータ化しておくことが重要です。対面、郵送、紙を介さない手続きになりますので、PDFや画像ファイルにしてそれをファクタリング会社へ提出します。
<AIファクタリングの必要書類>
- ◎売掛金の請求書
- ◎銀行の通帳(売掛金の入金確認)数か月分
- 本人確認書類(身分証明書)
- 確定申告書、決算書
- 商業登記簿謄本(法人のみ)
どのファクタリング会社でもほぼ確実に必要になるのが「◎」を付けた請求書と売掛金入金確認のための通帳コピーです。売掛債権が確かにあり、継続して売掛先から入金されていることが確認できないとファクタリング会社は買い取りできません。これらの書類については、データ化してすぐに提出できるようにしておきましょう。また、AIファクタリングの特徴として必要書類が少ないことも挙げられます。
AIファクタリングとは?メリットや仕組みを詳しく解説
AIファクタリングとは具体的にどのようなものなのでしょうか?イメージがわかないという方もいらっしゃるはずなのでわかりやすく解説していきます。
AI審査はまだファクタリングや一部のビジネスローンで始まったばかりです。通常の銀行融資は、銀行法や貸金業法など各種法律による規制が多く、銀行の好きなようにできない面があります。銀行業界自体保守的で変化に弱い、あまり変わらないという実情もありますが、法的になかなかAIを審査に取り入れられないという面もあります。
銀行融資の場合、審査期間が長く、最短でも半月(2週間)程度かかってしまうのは、業過横並びの慣習だけではなく、法的に変えられないという面もあることを知ってください。
ファクタリングは融資ではなく債権譲渡(古物売買)です。許認可業の融資ではなく、開業自由な業界ですので、競争が生まれ、その中でAIファクタリングも登場しました。ファクタリングは民法上の契約ですので、当事者間の自由な意思表示が優先します。極端な話、AI審査せず無条件にファクタリングすることすらできます。それはさすがにリスクがありすぎるので、最新の科学技術である、日進月歩でアップデートされるAIを用いて迅速かつ厳密な審査を行えるようになりました。
AIによる高度なデータ分析で精密な与信評価を実現する仕組み
通常の融資審査やファクタリングの審査では、スタッフが決算書を読み込み、代表者や売掛先の信用度を測り、本当にこの人に貸しても期限までに返してくれるのか判断します。事業計画書の提出を求め、現実的に利益が上がるビジネスプランなのか。絵空事を書いた「お花畑プラン」なのかしっかり見極めます。「この項目が決算書に載っているとNG」というものもあります。
資産として計上していた売掛金が実は数か月にわたって回収できておらず、不良債権化していることも見破られます。不良債権になった売掛金は試算ではなく負債として計上しなければならなくなります。
その審査に時間がかかると、迅速な資金調達を希望して依頼したのに、数日後「やはりダメでした」という結果になり、時間を食ってしまうことになりかねません。AIファクタリングはそうした事態を防止します。AIファクタリングにはどのようなメリットがあるのか、以下で見ていきましょう。
AI審査で当日中の資金調達が可能に!最短10分のサービスも
AI審査は日進月歩でその正確性が上がっています。過去の類似事例の比較、同じ業種内での比較、金額別の結果比較など、AIを用いれば一瞬で終わります。
AIはビジネスローンのように「スコアリングシステム」を用いている場合もあり、一定スコアがAIによって出されれば返済できないリスクが低いと判断され、ファクタリング審査に通ります。
これまでのオンラインファクタリングの審査でAIを用いることで、さらに審査が迅速化します。当日中の資金調達(即日資金化)はもとより、最短10分で審査→入金まで進むこともあります。人の手をAIに置き換えることで、ここまでスピードアップさせることが可能です。
審査業務の自動化によりファクタリング手数料が比較的安い
審査業務を人間(スタッフ)ではなくAIに依頼、肩代わりさせられるようになります。その人件費を削減できます。審査業務をAIに依頼し、自動化することでファクタリング会社スタッフの業務負荷が減ります。結果的に人件費の削減につながり、人件費を反映しているファクタリング手数料を下げられます。
AIには人件費も食料も必要ないので、その分の費用が浮き、それを利用者に「手数料を安くする」という形で還元できます。AIによる審査業務の自動化、効率化はファクタリング会社スタッフ、利用者双方に「win-win」な結果をもたらします。
AIを利用することで24時間365日いつでも申込みや審査が可能
AIを本気で用いるファクタリング審査では、スタッフを介在しません。オールAI審査が実現すれば、スタッフの勤務時間も問わなくなります。さすがに実現例は少ないものの、AIを利用することで24時間365日いつでも申込みや審査が可能になっています。
時間を問わずAIが審査してくれるというのは非常に大きなメリットになり、即日資金化につながります。土日祝日なども銀行が営業していれば、AIで審査して即時入金も可能になります。マンパワーに頼らず、かつ厳密な審査を可能にするのがATファクタリングで、事業者にとって大きなメリットがあります。
来店不要で申込みから契約締結までオンラインで完結する
AIファクタリングはオンラインファクタリングと同様にすべてWEB上で完結します。したがって、来店不要です。一度もファクタリング会社の店舗へ来なくても、申込みから契約締結までオンラインで完結します。
そのため場所を問いません。北海道の会社が九州のファクタリング会社へ、沖縄の会社が東京の会社へファクタリングの申込みができるようになります。日本全国(あるいは世界から)場所を問わず、国内の条件の良いファクタリング会社へ申込みできるようになります。
来店不要で移動コストを短縮できます。それ以外にも、コピーする手間もありません。WEB面談がないファクタリング会社もあります。とにかく気軽に即日、即時AIファクタリングによって資金調達できます。
2社間取引に特化し個人事業主やフリーランスでも利用が可能
AIファクタリングはファクタリング会社スタッフが介入する余地がなく、そのため、売掛先に債権譲渡通知を行い同意を取り付ける3社間ファクタリングは行いません。2社間ファクタリングに特化して、債権者とファクタリング会社の2者で迅速に審査を行います。
また、AIによる審査はスタッフのコストを大きく減らします。つまり、従来金額が少なくて「割に合わない」とされていた個人事業主やフリーランスの売掛債権についても、AIファクタリングのシステムに乗せてしまえば、コストをかけずに審査できるようになりました。
そのため、個人事業主やフリーランスの売掛債権についても、積極的にファクタリングできるようになりました。AIによって審査コストが減り、どんな立場の事業者の売掛債権を審査、買い取りできるようになりました。2社間ファクタリングに特化し、やや手数料は高くなりますが、幅広い事業者に対応できるので、AIファクタリングの大きな強みになるでしょう。
AIファクタリングのデメリットや注意点!利用前に確認しよう
AIファクタリングにはデメリットもあります。いくら迅速な資金調達につながるから、と言っても注意点があります。ここに該当する懸念材料があれば、AIファクタリングではないファクタリングを考えてみましょう。
ファクタリング会社は全国に数百社あるため、AIファクタリングを導入していないファクタリング会社も数多くあり、選択肢はあります。AIファクタリングと非AIファクタリングを上手に使い分けることも大切です。
審査基準は固定的で個別の事情を考慮した柔軟な対応は難しい
AIファクタリングは申込みした人が提出した必要書類の「定量面」を使って審査します。決算書等に記載されている数字を打ち込み、過去の例と比較して、返済できそうか、金額が妥当か、などを判定します。
しかし、ファクタリングにあたり特段の事情がある場合、口頭で伝えておいたほうが良い事情がある場合は、最低でもWEB面談を受けるべきでしょう。さらに、やる気や熱意を伝えて、東証の条件以上のものも勝ち取ることもできます。
AIファクタリングは個別の事情を考慮しないので、柔軟な対応や定性面の評価もしてもらいたい場合は、AIファクタリングではないファクタリングにお願いした方が良いでしょう。
利用開始時にアカウント作成が必須で本人確認などの手間あり
AIファクタリングはオンラインファクタリングのシステムに乗せて行うことが多いので、ファクタリング会社の専用システムの登録やアカウント作成が必須になります。
その際には本人確認などの手間が発生します。対面でファクタリング申込みする場合は、書類を持っていけば良いので、パソコンが苦手な方は最初のアカウント作成で手間取る可能性があります。即日入金を謳っていても状況によっては時間を要する場合も即日入金を謳っていても状況によっては時間を要する場合もありまうす。
ATファクタリングはすべてパソコンを通して行いますので、情報機器が苦手な方は、基本的なパソコンの操作を覚えていただくなど、ある程度情報機器に馴染んでいただくことが重要になります。
AIファクタリングに関するよくある質問|Q&Aで回答
AIファクタリングについては新しいファクタリングの形になります。そのため、疑問点を持たれる方も多いはずです。ここではAIファクタリングについてよくある質問をQ&A形式で回答していきます。ぜひ参考にしてください。
AIファクタリングに必要な主な書類は何でしょうか?
ファクタリング会社にもよりますが、多くのAIファクタリングで共通する書類は以下になります。
- 本人確認書類(身分証明書)
- 売掛金の請求書
- 銀行の通帳(売掛金の入金確認)数か月分
- 確定申告書、決算書
- 商業登記簿謄本(法人のみ)
これらをPDFか画像(jpg)などのデータにしておきます。AIファクタリングの審査では書類現物、コピーを提出するのではなく、データとして提出します。
書類はスキャナーで読み込みPDFなどのファイルにしておきます。スキャナーは、コンビニの複合機ですぐにPDF化できます。
スキャナーがない場合(コンビニ複合機では高い場合)、書類をスマホで画像撮影して画像ファイルにしてそれを送っていただいても構いませんが鮮明に撮影しないと再提出になり、迅速な資金調達につながりませんのでご注意ください。
法人の場合、自社の商業登記簿謄本も必要になります。多くのファクタリング会社では商業登記簿謄本は「有効期限3か月以内」としています。3か月以内に取得したものを提出してください。
法務局まで行くのが大変な場合オンラインで商業登記簿謄本を申込み、法務局から郵送で送るサービスがあります。
「かんたん証明書請求」というもので、ネット環境があれば(AIファクタリングの環境があれば)誰でも申請できます。マイナンバーカードも不要です。
費用は法務局の窓口で申請するより安いのでぜひ検討してください。オンラインバンキングや銀行ATMから支払います。
オンライン申請の場合、全国どこにいても郵送で商業登記簿謄本の取り寄せができます。
AIファクタリングの申込みから入金までの主な流れは?
AIファクタリングの大きな流れは以下のようになります。
- ファクタリング会社にユーザー登録する
- 請求書(売掛金がわかるもの、「確定債権」の証明)のアップロード
- 請求書情報の入力
- 本人確認書類(マイナンバーカードや免許証)の提出(アップロード)
- 携帯電話のSMS認証(することが多い)
- 事業主登録(法人登記簿謄本、確定申告書、決算書などのアップロード)
- WEB面談(ある場合。ZOOMなどオンライン会議ツールを使う。場合によっては電話も併用)
- オンライン契約への同意、電子署名などを行う
- AIによる審査(する会社、しない会社あり)
- 決定、資金化、振込
やり取りはすべてオンラインで行います。基本的にAIファクタリングとオンラインファクタリングの流れは同じで、審査の際にAIが用いられるということになります。ファクタリング会社によってはWEB面談を行わないところもあります。時間が短縮できて良いと思われるかもしれませんが、面談をしないということはすべてデータによる書類審査であり、「定量面」の審査になります。
やる気、熱意、ファクタリングに至った「特段の事情」など「定性面」の審査は行われないのでご注意ください。定性面を主張したい場合は少なくともWEB面談を行うファクタリング会社を選ぶようにしてください。
HIGHRESO AI ファクタリングはサービス終了してしまった?
「HIGHRESO AIファクタリング」は人による審査が必要なく、オンラインで完結できて手軽なので、利用を検討している人もいるでしょう。
しかし「HIGHRESO AI ファクタリング」はサービスを終了した可能性が高いと考えられます。公式サイトにアクセスできない状態が続いており、これに関する詳細な情報やX(旧Twitter)の更新もありません。
他にも今回紹介した同様のAIファクタリングサービスが存在しますのでそちらを利用してください。結論として、「HIGHRESO AIファクタリング」に関する同社の公式発表がないため、終了したとみるのが妥当です。